2013
アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ(以下、アナキド)の歴史は、尾道駅前広場で開催されたクリスマス間近のイベントで、ドーナツマスター・みくが移動式屋台リヤカーゴを借りて出店した「60点ドーナツ」が始まりです。
当時、みくは旅人として尾道に立ち寄りましたが、地元住民と交流をしたいという思いが高じ、趣味で時々作っていたドーナツを販売することでイベントに参加しました。
とはいえ、それまでプロとしてドーナツを作って販売したことのなかったみくは、商品としてのクオリティは「60点」だけど、あとは気持ちとコミュニケーションで「40点」を加算してお届けしますという意味も込めて「60点ドーナツ」と命名、約3時間で100個あまりを完売することに成功しました。
商品としての品質だけではなく、そこに生まれるコミュニケーションを大事にしているのは、ここが原点です。
2017
ドーナツマスターのみくとオーナーの咲は、2016年に長崎県・五島列島の福江島に移住。
2017年には、そこで初めてポップアップショップ「藝術とドーナツitonami」を期間限定でオープン、場所は当時できたばかりだったジャムとブランチのお店「MAYA FACTORY」さん。
現在も販売している「チョコホリック」と「キングチョコナッツ」の原型であるドーナツが完成し、それぞれフランス語の「ノアール」と「ブラン」というおしゃれな名前で販売していました。
2018
翌年は場所を変え、一棟貸しのお宿「jasmine」の1階部分をお借りしてのポップアップショップ。
急遽、この年末に島を出ることになり、たった数回の営業しかできませんでしたが、島の高校生が遊びに来てくれる等、この頃から地域の若者たちとの交流も活動の中心になりました。
現在は「檸檬と平和」として販売されているレモングレーズのケーキドーナツは「ジョーヌ」という名前で、デコレーションも少し凝ったものでした。
2019
再び尾道に戻ってきたみく咲は、尾道から渡船で渡れる対岸の向島に拠点を移します。
住居として借りた空き家の近くに、もう少し大きめの空き家があり、幸運にも大家さんが同じだったため、交渉の結果、この数年構想段階にあったドーナツショップ開業を決意。
同年9月〜、改装作業をスタートします。
2020
改装作業と平行して、2020年1月16日〜2月14日までの30日間で店舗開業に向けて100万円を目標にクラウドファンディングを開始。
これまでの活動を通じて、共感を示してくれた大阪・尾道・五島の友人たちを中心に、支援者123人・総額1,180,250円(手数料含む)の資金調達に成功しました。
映画が好きなわたしたちは、ウェス・アンダーソンの映画に出てくるようなポップでファンシーなお店にしようということで、外壁をミントブルーに塗装。
お店をかわいらしくすることで、老若男女が気軽に来やすい雰囲気にしました。
オープン直前の3月には、五島在住の友人の依頼で、結婚式でゲストに振る舞うドーナツボードを制作に行きました。
遠方にもかかわらず、五島の友人たちからは多くの支援をいただいたため、恩返しの意味も込めて、久しぶりに帰島しました。
そして、2020年5月8日にグランドオープン。
コロナ禍での営業開始でもあったため、様子見のオープンでしたが、それでも多くのお客様で賑わい、開店30分で売り切れるほどの盛況ぶりでした。
2021年5月には1周年を迎え、アナキドをご利用くださる多くのみなさまに支えられ愛されながら、日々ドーナツづくりに励み、現在に至っています。

OPEN FRI - SUN
14:00-18:00